プロフィール
我が家の石燈篭
2005年
今年は「今年こそ」とぼやかずに精進していきます。2004年を彩った作品
『ミスティック・リバー』で始まったことが余りに印象的な一年。春には『ヴァンダの部屋』を始めとするペドロ・コスタ作品の記憶が強烈。
夏以降にも様々な作品に出会ったが、中でも『ビッグ・フィッシュ』と『Mの物語』。
秋は『2046』。年末では、『ポーラーエクスプレス』によるゼメキスの途方もない「距離の映画」に閉口する。
04年公開ではなく、特集上映ではあるが日仏学院における年末のアラン・レネ特集も印象的であり『メロ』と『スモーキング』『ノースモーキング』。
あとは吉祥寺バウスシアターのライブ用音響セッティングによる上映。今更ながら音楽に感銘を受け、反省しながら、今年もプログラムに期待。
もう一つ、ジョン・カーペンターのインタビュー本が邦訳され、『恐怖の詩学 ジョン・カーペンター』として、11月に出版されたのは喜んだ。中には微妙な内容の部分もあるが、それにしてもカーペンター作品について彼自身が語っていることは貴重だ。